アンティーク家具について

味わい深く

アンティーク家具は「直して使う」ことが前提につくられており、無垢の木製家具が多く古くからヨーロッパでは、単なる生活用具としてではなく愛着を持って扱われてきました。
ヨーロッパだけに限らず、中華人民共和国時代以前に作られた中国アンティーク家具も非常に人気があります。
また、日本の老舗家具メーカーの家具も人気です。
長い年月を経た、汚れ、キズ、シミ、それが「味」となって家具に宿り、部屋に在るだけでインテリアが素敵に演出できます。
最近では、レストランやカフェ、雑貨屋、美容室等でもアンティーク家具でお店を演出している所が多くなってきました。
新しい家具には無い「味」。
風合いあるアンティーク家具の傍で、そこにある物語を想像するのも、ゆったり落ち着いた楽しいひと時かもしれませんね。

100年

「アンティーク家具」と「ヴィンテージ家具」という言葉をよく耳にしますが、そこには明確な線引きが存在します。
アンティークは「古美術、骨董」という意味で、「100年以上前のもの」でそれに似せたものは「アンティーク調」と呼ばれます。
ヴィンテージは、元々はワイン用語でジーンズなどにもよく用いられますが、一般的に古いが「100年未満のもの」または、それに似せて加工されたものになります。
その他、「レトロ」「クラッシック」と呼ばれる家具もあります。
もともとヨーロッパでは、古いものを大切に修繕にしながら使うというスタイルで生活をしていました。
大切にされてきた家具は、時間の流れを感じさせてくれ、これから先も時を一緒に刻んでいく、友人のような大切な存在になる家具なのかもしれません。